9月19日、市野々の「森の墓苑」で行われた、秋の虫たちの音色「虫聴き」体験に参加しました。町内外を含め12名が参加し、専門家の解説を受けながら音の聞き分けに挑戦しました。
 「森の墓苑」は、墓石の代わりに在来の木を植え、生きものとともに育むことで、かつて開発で失われた森を再び豊かな自然の森に戻すことを目的としています。
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 まず、室内のレクチャーでは秋の虫の生態や、サンプル音を聞いて聞き分け方を教わりました。
 日本には古くから虫かごに鳴く虫を入れて鳴き声を聴く文化があり、江戸時代には「虫売り」という商売も成立したくらい、庶民の間でもメジャーな文化だったそうです。
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 実際にこの日に苑内で捕獲した15種類の秋の虫たちも間近で観察しました。鳴くといっても声帯があるわけではなく、体を動かしながら2枚の翅(はね)をこすり合わせることで音が出る仕組みになっているそうです。
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 体験会の合間では、山内の宅配菓子屋ほのやさんの和スイーツとお茶のセットも希望者に振る舞われました。
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 フィールドワークでは、ポイント毎に鳴く虫に注目し、コオロギ、スズムシ、マツムシ、カンタンなどの音の聞き分け方を伝授して頂きました。
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 夕暮れ時からスタートした、体験会はいつの間にか夜に・・・・。
 夜行性の生物も活発に動き出しました。こちらの大きなカエルは「アズマヒキガエル」。耳腺に毒がありますので触れる際は十分注意が必要です(講師の方も足元をしっかり掴んでいます)。
 何と、ヤマカガシはアズマヒキガエルを食べてその毒を溜めて、自分の身を守るためにその毒を利用するそうです。アンビリバボーーー!!(・_・;
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 この日はちょうど中秋の名月の直前。お月さまが東の空から昇り、苑内を静かに明るく照らしました。
 普段聞きなれた鳴く虫たちの「音」に着目した今回の体験会を通じて、長南町の生態系の豊かな里山環境の魅力を知るとともに、五感をフル活用して自然に親しむ時間が持てたことが贅沢な時間でした。


森の墓苑
千葉県長生郡長南町市野々815−2
http://www.morinoboen.org/#about