12月26日、豊原地区・玉崎神社の正月のしめ縄作りに参加させていただきました。
 長南町は秋の豊作を神様に感謝する「秋祭り」があちこちのお宮でこの季節に行われるので、そのお祭りの前にそれぞれのお宮の氏子達がしめ縄作りをするのが一般的です。しかし、このお宮では秋に加え、お正月の前にもしめ縄作りが行われます。
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 しめ縄作りに使われる稲藁は、この集落で採れた稲藁を使います。
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 鳥居と社殿に取り付けるそれぞれ6メートルのしめ縄を、氏子達で力を合わせながら作っていきます。
 今回は天神様と集会所に取り付ける短めのしめ縄もさらにもう2本作りました。
 長老の田邊さんにならい、私もごぼう締め用の左綯いにチャレンジしました。
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 左綯いはあちこちで練習しているので、段々とできるようになってきました。
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 6mのしめ縄に、決まった感覚でごぼう締めを取り付けていきます。
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 完成したしめ縄は、本殿と鳥居に取り付けました。
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 玉崎神社のお正月の準備ができました。
 神社によっては、お正月の前、鳥居の脚に松、竹、梅などの縁起物を取り付ける場所もありますが、この玉崎神社のようにしめ縄を年に2回作るところもあり、それぞれに作法が違うのが興味深いです。全国的にもこの玉崎神社の様に年2回しめ縄を作る神社は大変珍しいのではないでしょうか。FA833CDF-08F1-472F-9803-A604D5FB8986
 神社によってはしめ縄作りをやめてしまったところも数多くある様です。しかし、こうした「結」の作業が何百年と続いていると思うと、とても尊く、かけがえのない存在に感じます。
 来年1月は、元旦の朝9時半に神社参拝、9日に初びしゃ、23日に初天神という地区行事が催されるようでお知らせがありました。
 豊原地区に引っ越してもうすぐ半年になりますが、草刈りやお宮の行事など色んな行事があり、その度にご近所の方の顔を覚えられ、色んなことを教えていただく機会が増えるのでありがたいです。