週末の縄ない体験の準備で、山形俊男さん宅へ行ってきました。
 縄ないをする前に行う、稲わらの茎とハカマを分ける「わらすぐり」の作業を一緒に行いました。
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▲わらすぐり作業中の山形俊男さん▲
 作業中、SNSでは書ききれないほど、長南町の昔の暮らし、文化・風習、地名の由来を教えてくださいました。こうして作業をしながらお話しを聞く時間が、私にとって楽しみで仕方なくありがたい時間なのです・・・・
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▲藁つぶし機▲
 作業の合間でメンテナンス中の「藁つぶし機」も見せて頂きました。
 縄ないをする前に藁を叩いて柔らかくする作業がありますが、この「藁つぶし機」があると、簡単に柔らかくなります。

 長南町はかつて稲わらで作る筵(むしろ)や叺(かます)の一大産地でした。
 米作りは食糧自給、景観保全、伝統文化の継承、建築材料、地域の治水など様々な要素が連続して繋がっています。
 山形さんの話を聞きながら作業をしていると、昔歩んできた日本人の苦労した道のりや、失わてしまったものや大切にしなければいけないことを思い起こされます。
 「長南町に今あるもの」を知り、守り伝えていかなくてはと思います。