9月4日、長南町中央公民館で行われた「カンタ!ティモール」の自主上映会へ行ってきました。
 約20年前の2002年に独立を果たした、東ティモール。
 植民地時代や紛争を経験し、数々の悲しい出来事がありながらも、それらを乗り越え懸命に今を生きる人々の物語を音楽を通じて伝えるドキュメンタリー映画です。

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 戦争問題だけでなく、東ティモールに古くから伝わる自然信仰、家族のあり方、人を赦すこと、地下資源ビジネス、長い間報道されなかった本当のこと・・・・

 悲しいことに、東ティモールへ軍事侵攻を行なっていたインドネシアに対し、日本はかつて多額の軍事支援を送っていました。決して遠い海外の話ではなくて、私たちの暮らし方、政治との向き合い方、数多くの深いテーマを与えてくれる今日本人が見るべき映画だと改めて思いました。

 この映画を見るのは2回目でしたが、改めて東ティモールの人の言葉で心に大きく響いたのが、「平和」とは演説や政策ではなく「暮らすこと」自分達の地域が良くなれば自然と平和は訪れるというものでした。これは今私が行なっている地域おこし協力隊の活動にも通じていて、長南町にある今の豊かさを知り大切にしていくことそのものが、平和につながることだと改めて思いました。
 
 上映会の後、監督の広田奈津子さんのトークのYouTube動画も上映されました。
 その動画の中で一番印象的だったのが「自分の命が喜ぶ仕事をする」こと。
 やるべきことではないのに、人生を少しずつ諦め、お金やエネルギーを無駄に使ってしまうこと・・・・その先の戦争があるのではないかという監督の言葉が胸に響きました。

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 今回の上映会を主催してくださった、チカちゃんこと木原さん、増田さん、吉田さん、フライヤーを手がけてくださった渡辺さん、当日機材を用意してくださった西原さんや関係者の皆さんに改めて感謝いたします。
 カンタ!ティモールは今後も町内で再上映を行うようです。
 協力隊のSNSでも発信しますのでぜひ多くの皆様にご覧いただきたいです。

 また、上映会の最後に10月30日の「杜人」上映会@長南町農村環境改善センターのPRもさせて頂きました。前売り券の販売が始まっていますので、こちらも多くの皆様にご覧いただきたいです。

10月30日「杜人〜環境再生医 矢野智智の挑戦〜」上映会
http://chonankyouryokutai.livedoor.blog/archives/16383920.html