町の特産品である古代米をテーマにした「神丹穂(かんにほ)まつり」が11月13日~18日まで、芳泉茶寮(長南町蔵持)で、開催されました。
会場となる芳泉茶寮では「宅配菓子屋ほのや」と「切り絵作家のすがみほこ」と共に、ティータイムと切り絵体験のイベント「ほのや茶寮」を毎月開催。今回は、長南町古代稲生産組合、フラワーアーティスト、和雑貨店とコラボレーションして企画されました。
▲神丹穂など古代米の稲穂を使ったアレンジメント▲
今回の見どころの一つが「神丹穂」を使った2人の作家によるフラワーアレンジメント。
神丹穂は丈が150センチになる長い茎が特徴で、実が熟す前に稲を刈り取り、赤紫色の稲穂をドライフラワーにして観賞用にするのが一般的。
壁にかけられるスワッグやリースなど、鮮やかな神丹穂を引き立てる秋らしい色合いのものやクリスマスや正月に向けた作品を展示販売されました。
古代稲生産組合の古市幸雄さんは「農業は自然との共存。年々夏の猛暑日が続き、栽培が難しくなっている。今回のようにさまざまな形で使ってもらえ、お客さまに喜んでもらえることが生産者として励みになる」と話していました。
期間中、ランチや軽食などが用意されました。
芳泉茶寮からは、古代米カレーランチ膳で古代米入りご飯や古代米を使ったシューマイが提供されました。
食後のデザートやティータイムには「宅配菓子屋ほのや」の古代米を使った白玉ぜんざいを味わう来場者の姿が見られました。
長南町出身で、主催者の一人である「宅配菓子屋ほのや」店主の荒井美乃里さんは「古代米のイベントをやりたいと思っていたので、実現できてうれしい。長南町の古代米を皆さんに知ってもらい、目でも、おなかでも楽しんでもらえたようで何より」と話していました。
次回のほのや茶寮は、5周年記念のスペシャル仕立てで来年1月19日、20日を予定しています。
★取材した記事が外房経済新聞に掲載されました。Yahoo!ニュース、gooニュースなど様々なニュースサイトにも同時に配信されています。
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